■パート収入、大丈夫?
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      大阪・交野市の女性FP(ファイナンシャル・プランナー)前野彩です、もとい「FP彩ちゃん」です。
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    年末と年度初めになると増える相談のひとつが、
    「パートで働いたら、いくらからソンになるんですか?」というお悩み。

    数字が似ていることと、税金と社会保険料のことを考えなきゃいけないので、混乱してしまうのです。

    さて、夫の扶養の範囲に入って、パートやアルバイトをしている方、
    今年の1月から先月までの収入はいくらでしたか?

    収入によっては
    税金や健康保険、家族手当の夫の扶養から外れてしまうことがあるので、
    後になって、
    「税金を追加でおさめてください」
    「家族手当を返してください」
    というようなことがないように、扶養の範囲で仕事をすると決めているのなら、
    今月と来月で調整しておきましょう。

    その「調整」の範囲のポイントは3つです。

    ★1.税金と年収

    お給料をもらっている人は、年収103万円を超えると
    所得税と住民税を支払う義務が出てきます。
    (妻の年収が103万円以下の場合は、夫は配偶者控除を利用できるので、
    夫自身の税金は今のままです。)

    でも、103万円を超えると夫の配偶者控除が利用できなくなり、
    配偶者特別控除に制度がかわります。

    配偶者特別控除は、妻の収入が増えるほど金額が下がるので、
    妻の収入が増えるにしたがって、
    夫の所得税・住民税の負担が少しずつ上がっていくのです。

    さらに、妻の年収が141万円以上になると、
    配偶者特別控除も利用できなくなります。
    つまり、妻は夫の税金上の扶養からは完全に離れたことになり、
    妻がいくら働いても夫の税金には影響しません。

    こうなると、バリバリ働いた方がオトクですよ。


    ★2.社会保険(健康保険・国民年金)

    お給料をもらっている人は、年収130万円以上になると、
    夫の健康保険や国民年金の第3号に入れなくなります。
    そのため、自分でパート先の健康保険と厚生年金に加入するか、
    国民健康保険と国民年金に加入しなければなりません。

    月11万円の収入(年収132万円)としても、
    毎月の社会保険料の負担は約14,000円になり、その分がお給料から差し引かれるので、
    130万円をちょっと超えた収入になるのなら、
    思い切ってバリバリ働いた方がオトクですよ。


    ★3.家族手当

    パートで働くときの落とし穴が「家族手当」。

    夫の会社に家族手当(妻分)制度がある場合は、その基準を確認しましょう。
    家族手当は国が定めたものではなく、会社独自の制度のため、
    103万円や130万円などの収入上限を作っている会社がほとんどです。

    例えば、年収103万円までが家族手当の要件で、
    月1.5万円支給される会社があったとします。

    妻が100万円働いた場合は、妻の収入100万円+夫の家族手当18万円=118万円となり、
    世帯としては118万円の収入です。
    でも、妻の年収が110万円になると、
    妻の収入110万円+夫の家族手当廃止分−18万円=92万円となってしまい、
    見かけ上は妻の収入で増えていても、世帯収入としては減ってしまうこともあるのです。

    103万円の壁、130万円の壁はよく話題になりますが、家族手当は隠れたポイントです。
    家族手当がある会社は、家族手当の要件も見ながら調整してくださいね。

    と言いつつも、これら3つのポイント(境界ライン)があるために、
    経済的にソンしないための「調整」が必要になっているので、
    個人的には、「働いたらソンになる」という境界ラインがなくなって
    働ける制度と環境ができるようになればいいと願っています。

    詳しくは拙書「ズボラでも大丈夫! 書き込み式 一生役立つお金のキホン」の
    138ページ〜をご覧くださいね^^。

    | fpayachan | 生活 | 13:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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